氷川きよし恐喝被害!元従業員が数億円要求

2014年04月29日 07時00分

 老若男女を問わず愛される“演歌界のプリンス”の衝撃情報をキャッチした。歌手の氷川きよし(36)が所属する事務所が、元従業員から氷川の暴力行為を理由に「数億円を恐喝されている」というのだ。芸能界を激震させる“恐喝事件”はなぜ起きたのか――。本紙が取材を進めると、暴力行為の真相や元従業員の背後にうごめく怪しい人物の存在が判明。徹底リポートする。

 氷川と元従業員が関わり合いを持つようになったのは今年に入ってからだった。「春先から仕事現場に同行し、諸業務を担当していたそうだ」と事情に詳しい中堅芸能プロ幹部は話す。その元従業員はわずか数か月で退社。すると事務所のスタッフに対して突然、メールを送りつけてきたという。内容はあまりにも常軌を逸したものだった。

「氷川の暴力行為をばらされたくなければ金を出せ」と“口止め料”として、数億円もの金を要求してきたというのだ。

「その従業員は『録音したテープもある』とスタッフを脅しつけてきた。もちろん、この事態が発覚すれば、氷川にとって大打撃となることを計算の上での行為だ」(同幹部)

 それにしても、あの「氷川きよし」だ。常に笑顔を振りまき、誰もが知る老若男女のアイドル。コンサート会場はいつどこでも満杯の人気を誇る。スターとしての自覚も当然あるはずの男が、暴力を振るうとは到底信じがたい。しかし、同幹部の口からは衝撃証言が飛び出した。

「俺も耳を疑ったが、その点について、あったかといえば『あった』ということになるかもしれないね。知る限りでは1回か2回(あった)みたいだよ」。全くの事実無根ではないのだという。だが、その暴力の程度については注釈がついた。

「その男(元従業員)は新人なのに、仕事をサボるしよくうそをつくなど、とにかく周りのスタッフから見ても態度が悪かった。氷川の周りのスタッフも見かねてよく注意していたみたいだ。それで氷川が『みんなが迷惑するんだからちゃんとやれよ』という意味で、軽く足を蹴ったことや水しぶきをかけたことがあったそうだ。でも恒常的じゃない。あまりにも態度がひどかった時に1~2回だよ。大ケガをしたとかのレベルじゃない。俺は古くから芸能界でメシ食ってるから、氷川には同情する。そうやって厳しくしつけてもらって、一人前になるのがこの業界だからね」

 どのような事情があるにせよ暴力は認められるべきものではない。ただ、氷川にも自分なりに信じる“一分の理”があった。

 ところが、だ。本紙の取材で新事実が判明した。氷川が「ハメられた可能性」が非常に高いのだ。実はこの元従業員の背後で、氷川の所属事務所に強い恨みを持つ「AプロのB氏」が糸を引いているという疑惑が浮上した。

「B氏は氷川の所属事務所の前会長が亡くなった後、事務所を乗っ取ろうと計画。氷川をはじめとしたタレントや主立ったスタッフに独立や内部かく乱を持ちかけたが、けんもほろろに誰一人相手にされなかったため、クーデターは未遂に終わった。そのB氏が元従業員に指示を送っている可能性が高いんですよ」とはテレビ局関係者。

 きな臭い動きはそれだけではない。B氏の背後には、反社会勢力がうごめいている。その中心人物X氏の存在は厄介だ。

「実はこのX氏も前会長が亡くなった後、事務所に対し金を引っ張ろうとしていたそうだ。B氏とX氏がつながっていて、その手先として元従業員が動いている構図だろう」(前出のテレビ局関係者)

 この話を聞く限り、元従業員の挙動不審な点がいくつか考えられる。

「その元従業員が常にレコーダーを持っていたという点が気になっていた。入社して数か月の新人が常に携帯しているものじゃないだろう。しかも、氷川やスタッフに口頭で注意を受けてもニヤニヤ笑っていたそうだよ。そう考えると手を出させるように挑発していたとしか思えない。そんなやつに引っかかった氷川が甘いといえば甘いがね…」(前出の幹部)

 まだ20代前半の青年(元従業員)が、こんな用意周到な準備をして数億円を要求するという行為は、裏でB氏とX氏が糸を引いていなければ容易なことではない。本紙の取材に所属事務所の広報担当者は「一切、ノーコメントです」と口を開くことはなかった。

 周囲からは氷川サイドが立件に向けて被害届の提出に動いているという情報も漏れ伝わってくる。前代未聞の「氷川きよし所属事務所恐喝事件」の闇は想像以上に深そうだ――。

☆ひかわ・きよし=1977年9月6日生まれ。福岡県出身。2000年2月、「箱根八里の半次郎」で鮮烈デビュー。日本レコード大賞の最優秀新人賞に輝き、その甘いマスクと明るい性格で一躍、人気歌手の仲間入りをする。02年の「きよしのズンドコ節」は親しみやすい歌詞で大ヒットし、社会現象に。06年に「一剣」で日本レコード大賞を受賞。そのほか各賞を何度も受賞し、NHK紅白歌合戦は14回出場するなど、“演歌界のプリンス”として欠かせない存在となっている。