俳優の大泉洋(53)が主演する日本テレビ系「俺たちの箱根駅伝」(以下オレハコ、土曜午後9時)が視聴率で華麗な〝スタートダッシュ〟を決められなかった。その要因は――。
「オレハコ」はTBS系「半沢直樹」で知られる作家の池井戸潤氏の同名小説が原作。箱根駅伝中継を担当するテレビ局チーフプロデューサー(大泉)らのアツい姿を描く。昨年10月にドラマ化が発表されていた。
局内関係者は「日テレは1年かけて宣伝し、力の入れようはハンパなかった」と語る。日テレは今年9月、改編説明会で同作の制作予算、撮影期間・規模は同局で前例がないほどスケールが大きいと力説していた。
視聴率は初回(今月10日放送)で世帯8・6%、個人5・0%を記録。第2話(同17日放送)で世帯8・9%、個人5・5%となり、ともに初回から微増した。
ドラマの視聴率は通常、初回が高く、放送回を重ねるごとに下がり、最終回で跳ね上がる〝V字基調〟をたどる。「オレハコ」では定説を覆した。それでも同局は同19日、定例会見で数字についてもう少し上げていきたいとした。
同作公式X(旧ツイッター)は同日、初回のTVer再生回数が319万回突破し、これは同局ドラマ史上、初回で歴代1位だったと報告した。
制作会社関係者は「池井戸作品ということで『半沢直樹』に近い数字を目指すと息巻き、今年ではTBS系『VIVANT』に迫る数字を狙っていたものの、いずれの足元にも及びません。日テレ内では、初回が1ケタでは今後、2ケタに届くのは厳しいとの意見があり、危機感を持っています」と首をすくめる。
視聴率が思うように伸びなかった原因として、日テレは定例会見で他局の特番に数字を奪われた可能性を指摘。前出関係者は「ドラマ版では主軸をテレビの裏側にすえましたが、原作通りに駅伝にしておけばよかったとの意見があります」と補足した。
今後の視聴率アップとして大泉に多くの日テレ系番組で番宣してもらうことが期待されている。
第3話(同24日放送)のウラでは、TBS系でプロ野球日本シリーズ(ソフトバンク―DeNA)が放送され、「オレハコ」はまたしても〝強敵〟に挑むことになる。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)












