DeNA・東克樹投手(30)は10日、「2026 JERA クライマックスシリーズ セ」ファーストステージ・巨人戦(東京ドーム)に先発し、7回102球を投げて5安打1失点。チームは2―1の劇的勝利を飾り、ファイナルステージ進出に王手をかけた。

 左腕は初回先頭の吉川にフェンス直撃の二塁打を浴び、いきなり無死二塁のピンチを招いた。後続・松本の犠打で一死満塁。そして泉口の一ゴロ間に1点を失い、牧の先制弾でもらった援護点をすぐさま吐き出した。

 しかしその後2回は三者凡退。3回からは計4イニングで先頭にヒットを許し走者を背負ったが、落ち着落ち着いた投球で後続を3人で打ち取って本塁は踏ませなかった。試合後、「ほとんどの回で先頭を出した中で、しっかりと粘り強く投げられたことは非常によかった。守備に助けられた部分もある。チーム一丸となって勝てた試合だなと思います」と仲間を思いやった。

 さらに「古市がよくリードしてくれた」とこの日スタメンマスクを被った女房役についても言及。「強気のリードが彼の良さ。インコースいくところはいく。ボール球とストライクのメリハリというか、ストライクを欲しがらないというところ。いい組み立てができた」と手応えを口にした。

 左腕の好投を導いた古市は、自身初の大舞台を終えて「しびれる試合展開だったので今は、ちょっとホッとしてます。(先頭打者が出ることが多く)苦しかったです」と安堵の笑み。それでも「東さんとコミュニケーションをとって冷静に入れた。先頭の次をしっかり切れたことが最少失点の要因。負けられない試合でも、失投なく、インコースのラインをきっちり守ってくださった。さすがだなと思いました」と手応えとともに、マウンドの東への敬意を示した。