俳優の堺雅人(52)と二宮和也(43)の〝VIVANT兄弟〟が大みそかの「第77回NHK紅白歌合戦」の司会に抜擢された。民放の高視聴率番組にあやかる形での勝負かと思いきや、本番では〝公共放送の壁〟により、まさかの「VIVANT封印」になると言われている――。
ここ数年の紅白司会は朝の連続テレビ小説や大河ドラマの出演者からキャスティングされることが多く見られた。ただ、今年はその流れにはならなかった。
「前期の朝ドラ『風、薫る』は世帯平均視聴率が13・8%と歴代ワースト3位で、大河ドラマ『豊臣兄弟』は視聴率ひとケタ台に落ち込んでいる。歴史考察をめぐっては『創作が過ぎる』と批判も浴びている。こうした状況から、この2作品から司会者を出すというのはなかなか難しいと判断した可能性がある」とはテレビ関係者。
この夏に放送された「NHK夏の音楽祭 うたであえたら 2026」の司会を務めた二宮は早々に司会候補として名前が挙がっていた。そこに堺を加えたことで、TBS系連ドラ「VIVANT」を彷ふつとさせる陣容となった。同ドラマで2人は兄弟役。
前出関係者は「いまのテレビ業界を見ればVIVANTという大きな流れは無視できず、二宮と組ませられればと考えたのではないか」と指摘する。
例えば、VIVANT人気キャラのドラムやチョッキー役を演じるアーティストのOHM(オーム)が駆け付けたり、堺の「私にウソはつかないで~!」の名ゼリフを繰り出せば、盛り上がること必至だ。
一方でNHKならではの懸念点も浮上する。紅白が放送される大みそかは、12月上旬と言われる「VIVANT」劇場版が公開されているタイミングとモロ被りしているのだ。
そこへ立ちはだかるのが〝公共放送の壁〟。NHKではCMがないぶん、特定の商品や企業名を出すことが敬遠される。
料理愛好家の平野レミは先月21日放送のNHK総合「平野レミの早わざレシピ」で、自身のクリスマスコンサートの告知をし、共演アナから「レミさん、宣伝はおやめください。NHKです。本当にやめてください」と制止された。
また、先月30日放送のNHK「あさイチ」では、同日限りで閉店する東京・西武渋谷店を取り上げた際に、映像ではテロップで店名を示したものの、ナレーションでは「きょう東京・渋谷駅前の百貨店が58年の歴史に幕を下ろします」と、最後まで固有名詞には言及しなかった。
VIVANTも映画が公開中であれば、ルールに抵触する可能性がある。芸能プロ幹部の話。
「民放ドラマに乗っかっておいて、当日は〝VIVANT封印〟もあるかもしれません。露骨なことはできず、あったとしても〝匂わせ〟程度の演出にとどまるのではないか」
二宮は司会発表を受け、Xで「二宮和也は全勢力をかけて堺雅人に協力する。(なので芦田愛菜さんお世話になります!笑)」と投稿。このコメントはVIVANT内のセリフで、見ている人ならわかるものだった。
堺も同局を通じてコメントを発表。二宮については「共演するドラマ同様、尊敬する心強い弟」と述べる一方、あくまで「共演するドラマ」という表現にとどめた。
堺と二宮はどこまで〝公共放送の壁〟をかいくぐれるか――。












