大宮競輪FⅠは6日、開幕する。同時開催のガールズには3場所連続完全Vと無双状態の太田りゆ(32=埼玉)が参戦。「地元で優勝できるように頑張りたい」と意気込む。

 8月のGⅠ女子オールスター(佐世保)で決勝4着に終わってから、その走りに変化が見て取れた。3場所で9走してバック7本。明らかに仕掛けが早くなった。「ここまでのGⅠでは先に前に出ていないし、ここだというときに一瞬出遅れている」と自己分析。

 11月の小倉GⅠ競輪祭女子王座戦と出場が決定的な年末にいわき平で行われるガールズグランプリ2026を見据え、課題克服に取り組んでいるというわけだ。

 最近では筋力面で「マジで退化している」と実感しているそうで、バンク外でのトレーニングも見直した。「年末に向けて動き出すなら今しかない」と前回久留米を終えてからジム通いをスタート。素性を明かさず一般客に混じって汗を流し、トレーナーからは「『太田さん、力ありますね。もうちょっと重いのでやってみましょうか』と驚かれている」と笑顔交じりに話す。

 すぐに効果が表れるわけではなく「今は筋肉痛しかない」というが、大事なのは地味な努力の積み重ね。それこそが自信の土台になる。今の太田を突き動かしているのは大舞台で「先に仕掛ける勇気を持ちたい」との思いだ。

 大きな目標に向かいつつも、目の前のレースをおろそかにするつもりはない。「期待されるのはありがたいこと」。地元ファンの声援を背に、初のGⅠタイトルへの道を歩み続けていく。