俳優の伊東四朗が1日、芸能活動から引退することを公式サイトで発表。来年6月15日、90歳を迎える〝卒寿〟に、芸能界から退く考えを明かした。
公式サイトで、伊東は「昭和31年、高校卒業の時、希望に燃えて受けた就職試験。すべてに落っこちて失意の中、かすかに手招きしてくれた芸能界に入れてもらい何とか69年」と芸能界の歩みを回想。続けて「来年の6月15日をもって90歳、いわゆる卒寿を迎えます。突然ですが、卒業をもちまして引退をさせていただきます」とした。
また「いい爺ィになりました。えッ? 未練たっぷりに見える? それがですね」とユーモアを交えつつ、「『眼、耳、脳、腰、膝…』すべてが急速に退化。ドラマ撮影ではスタッフ、キャストに迷惑をかけることに…」と老いも明かした。
これからは、一人の観客として芸能界に接していくという。最後には「皆さんありがとーっ!」と感謝の言葉で結んだ。
伊東は、1937年6月15日生まれ、東京都出身。58年に初舞台を踏み、61年に三波伸介、戸塚睦夫とともにお笑いグループ「ぐうたらトリオ」を結成。62年に「てんぷくトリオ」に改名し、人気を博した。
タレントとしても活躍。「伊東家の食卓」などの冠番組を持ち、「脳内エステIQサプリ」などでMCを務めた。俳優としても名高い。「おしん」、「おかしな刑事」シリーズ、「ドクターX~外科医・大門未知子~」など、多くの映像作品に出演した。
日本の芸能界を半世紀以上、けん引してきた伊東は地元でも愛されているという。地元住民は「伊東さんのご自宅はこの辺では有名なんです。小さいころからテレビで見ていましたから、引退と聞いて驚いています。寂しいです」と話した。
広く国民に愛されたスターの引退を悲しむファンは多い。












