2000年12月31日に東京都世田谷区で会社員宮沢みきおさん(44=当時)の一家4人が殺害された事件現場で今年10月、侵入が禁じられている住宅の敷地内に10人近くの男子高校生が立ち入ったことが23日、分かった。
高校生らは任意聴取に「肝試し感覚だった。事件現場とは知らなかった」「心霊スポットに行こうということになり立ち入った」などと説明。成城署は軽犯罪法違反の疑いで捜査を進め、書類送検する方針。
署によると、住宅の老朽化に伴い、敷地は高さ約1・8メートルのフェンスに囲まれ、立ち入り禁止を示す看板もある。少年らは10月6日夜、フェンスを乗り越えて敷地内に立ち入ったとみられる。近隣住民からの通報を受けて駆け付けた署員が少年らを見つけた。住宅内に入った形跡はないという。
現場の土地は00年3月に都が公園を拡張するために買収。宮沢さんは事件の数か月後に引っ越す予定だった。建物は遺族の所有で、証拠保全のため、警察が遺族に取り壊しの延期を要請。警察によって建物内外の状況はすべて記録化され、証拠保全が完了したため、警察は2019年に遺族と取り壊しの協議をし、遺族は現場がないことで事件解決への影響が出ないかを不安視し、建物は残っている。
事件のニュースをリアルタイムで視聴した世代にとっては殺人事件の現場だが、当時生まれていない若者世代にとっては心霊スポット化しているという。
オカルト事情通は「立ち入った高校生たちが事件現場だと知らないわけはありません。ユーチューブやTikTokで世田谷一家殺人の現場付近を霊能力者が訪れて霊視する動画や、建物を撮影したら霊が写ったという動画が多数あります。見た目としても、周囲に何もない中、ポツンと一軒だけあり、雑草が生え放題で、老朽化が激しいので、心霊スポットとみられているようです」と指摘した。












