四日市競輪ナイターFⅡ「稲藤日永うちわ杯」が16日に開幕する。前回の広島で久々のVを飾り、反撃態勢に入った尾野翔一(27=福岡)が今シリーズも大暴れの予感だ。

 圧倒的な潜在能力を誇りながら「9連勝目」で何度もつまずき、現在もA級に甘んじている尾野は、6月のホームバンク(小倉)決勝で2着に敗れて特昇に失敗して以降は優勝から遠ざかり、その間に「前橋、武雄、川崎、あと奈良のローラーでもコケた(苦笑)」と4回も落車するなど完全に勢いが削がれてしまった。

 そこで「お祓いに行ってきました」と流れを変えるべく前回の広島参加前に行動を起こすと、効果はすぐに表れた。「あれで整いましたね(笑い)」と直後に今期の初Vを飾り、浮上のきっかけをつかんだのだった。

「直前は(ナショナル勢が)みんな世界選に行っていて自由練習だったので、久々に鉄のフレームでしっかり練習していました。落車によるケガも治ってきたし、今回はいい感じで走れるはず」と自信をのぞかせる。

 来期のS級昇格は決定したが「定期昇級はしたくない」とキッパリ。もちろん狙っているのは3場所連続完全Vを決めての「年内S級特昇」だ。今シリーズを〝ひと場所目〟にするべく、まずは11Rの初日特選から全力で白星をつかみ取りにいく。