ミュージシャンの布袋寅泰(64)が12日、大阪市内で行われた「バンタンミュージックアカデミーPOWERED BYユニバーサルミュージック 特別講義」に登壇し、同校生徒の質問に回答した。
同校は2026年4月に東京、大阪、名古屋の3地域で開校した音楽専門学校。布袋はこれまでに同校の特別顧問として特別授業や今年7月に開催した「HOTEI FES」へ生徒を参画させるなど、教育や育成に協力してきた。この日は、大阪で初めて特別講義を開催。「悔しさを次の挑戦へ」をテーマに語り、同校生徒2人の質問に答えた。
秋らしいブラウンのスーツにサングラスを合わせたシックな装いで登壇した布袋は、活動45周年を迎え「僕が45年前、19歳でデビューした時、始めは『よし、やるぞ!』という思いは人一倍強かったけど、なかなか自分たちがやってる音楽が他人に伝わらない。もっと多くの人に聞いてもらいたいという夢があったんですけど、なかなかかなわない。今思えば、あの悔しさがあったからこそ45年後の自分があった」と振り返った。
45年で音楽の聴き方は、レコードからCDになり音楽配信、そしてAIへと進化してきた。「とても便利になると同時に皆さんも、すごく危機感を覚えてらっしゃると思う。時代のスピードが速いから、僕も24歳の娘の言うことを聞くようにしています。『パパ、それもう古いよ』と、昨年まで新しかったことは、今年古くなってる。若い人の目線、感覚ってのは、世界を変えるエネルギーを持ってると思いますよ」と感想を述べた。
生徒から弱い自分との向き合い方を聞かれると「音楽作りは宝探しのようなもの。待つしかない時期もあるんですよね。悩みながら揺れながら、こういう時期なんだから、弱い自分と考えず、迷路を楽しんで。ものは考えようだと思いますね」とアドバイス。
自分よりうまいバンドと比較し、悩んでしまうという生徒には「ボーカルとギター大変でしょ。僕も両方やるけどね。俺たち最高って、まず思うところから始めないと。楽しそうなバンドを見るのが、お客さんは好きだよね」とし、第三者の意見を聞くことや練習のほかにさまざまなライブに挑戦することの大切さを伝え、エールを送った。












