王者奪還も満足なしだ。大学三大駅伝の初戦・出雲駅伝(12日、島根・出雲大社前~出雲ドーム前=6区間45・1キロ)で早大が2時間5分56秒(速報値)の大会新記録をマークし、16年ぶりの3度目の優勝を果たした。
優勝候補の大本命が前評判通りの走りを見せた。「令和の三羽ガラス」の一角を担う本田桜二郎(1年)が2区(5・8キロ)で15分42秒をマークして区間賞。6人抜きの快走で首位に躍り出る。4区(6・2キロ)では新妻遼己(1年)が区間新記録となる17分10秒で駆け抜けた。最終6区(10・2キロ)は〝山の名探偵〟こと工藤慎作(4年)がチームメートをつくったリードを守り抜いた。
レース後の工藤は「うれしいのひと言です。自分はリードを守るだけだったので、余裕を持って楽しく走れた」と充実の表情。全日本大学駅伝、箱根駅伝を見据える上で「力通りの走りをチーム全員がしたことが今回の優勝につながった。昨季まではできなかったことができた。今年の早稲田は前評判ではなく、本当に強い早稲田が帰ってきたことを見せることができた」と手応えを語った。
花田勝彦監督は「私も優勝を経験したことがないのでうれしい。特に1年生の2人が非常によく頑張ってくれた」と感謝を口にした。ただ、全日本大学駅伝は8区間、箱根駅伝は10区間で戦う。今後に向けては「まだ選手層的には足りていない。これを見ている選手たちも頑張って、この仲間に加われるようにしっかり走ってほしい」と奮起を促した。












