センダイガールズプロレスリング(仙女)10日の仙台大会で橋本千紘(34)がスパイク・ニシムラ(27)の挑戦を退け、V9に成功した。

〝絶対王者〟の座は揺らがなかった。ジリジリとしたグラウンドの攻防から先に抜け出したスパイクが強烈なバイシクルキック。橋本もブレーンバスター、サンセットフリップで反撃。パワーボムでスパイクをマットに叩きつけた。

 15分過ぎ、スワンダイブ式ミサイルキック、みちのくドライバーⅡ、シットダウン式パワーボムと挑戦者の猛攻を受けグロッギー状態に。それでも踏ん張りを見せた橋本は、ラリアートにきたところをオブライトで切り返して反撃を開始。ラリアート、パワーボムを決めて逆転に成功すると、最後は渾身のオブライトで3カウントを奪った。

 試合後マイクを握ると「今日はきっと、ほんの少し私が強かっただけです。その少しの差を超えられないように、私は頑張るしかないんだなってここで痛感した。私のジャーマンスープレックス、オブライトっていうものがなければ、今日スパイクには勝てなかった。仙女に来て1年か2年でここまで来てくれて本当にありがとう」とメッセージ。2人は熱い抱擁を交わした。

 次期挑戦者には愛海が立候補。「もっともっと自分自身が輝きたいです。そのためには、そのシングルのベルトを巻かないといけない」と直訴された。橋本は「断る理由なんてひとつもねえよ。このベルトをかけて仙女のプロレスを世界に届けよう」と受諾。「おい愛海、教えてやろう。ここ仙台が世界だ」と不敵に予告した。

 超満員となった会場を見渡した橋本は「ようやくこうして12人の仙女のメンバーがそろいました。でも、来年4月にはフレッシュな子たちが入ってくると思います。今5通以上の応募通知が来ています。ここからですよね、皆さん」と呼びかける。最後は「世界一になるぞー!」との掛け声とともに、リング上に集った所属選手との円陣で大会を締めた。