高市早苗首相が7日、衆議院本会議で自身の所信表明演説に対する代表質問を受けた。

 衆院会派「中道」で公明党の岡本三成代表は、簗和生農水相が今年2月の衆院選で自身を支援しなかった地元自治体(那須烏山市、那珂川町)の道路予算を「大幅にカットした」と、自民党の会合で発言していた問題を追及した。

 岡本氏は「予算は政治家のお金ではなく、国民からお預かりした税金です」と指摘し、高市首相に特定の自治体の道路予算がカットされた具体的な理由を問うた。

 続けて「自らを支持しなかった首長の自治体の道路予算を大幅にカットしたとの発言を撤回して担当省庁に予算の減額を働きかけた事実はないと、説明を変えました。昨日(6日)の政府調査の発表では、あまりにも不十分です」と強調し「なぜ(簗氏を支援しなかった自治体の予算が)これほど大きく減ったのか。これは国の配分判断か、県の配分判断によるものなのか。その経緯は今回の(国交省による)調査でも十分に明からかになっていません。予算は政治家のお金ではありません。国民からお預かりした税金です。(予算は)地域の必要性と政策上の優先順位に基づき、公正に配分されないといけません」と突き付けた。

 これに高市首相は「国から地方自治体に対する道路予算の配分は限られた予算のなか、地方公共団体からの要望や事業の進捗状況、重点配分対象の有無などを総合的に勘案して行っております。(岡本氏が)ご指摘の市、町の道路関連予算についても、こうした考えに基づき、配分されたと承知しています」と答弁。自治体の予算減額について特定の意向は働いていないとの認識を示した。

 予算配分に関して高市首相は「政治的な支持、不支持を持ち込まないのは当然。改めて適切な予算配分を徹底してまいります」と話し、国交省が公表した簗氏の調査内容には触れなかった。