4日のTBS系日曜劇場「VIVANT」第19話で、1日に二宮和也の個人事務所入りが発表された竜星涼と二宮が絡む場面があり、両者の関係性がうかがえるようなシーンがあった。

 一つのヤマ場となる、拉致別班員5人の奪還作戦が始まった同ドラマ。仲間を救うべく指揮を執る乃木(堺雅人)に、解体されたテロ組織テントのナンバー2だった弟のノコル(二宮)が「テントは全勢力をかけて兄さんを応援する」と協力を申し出た。テントに通じる「モニター」の元公安刑事・新庄(竜星)と実業家のチョッキー(タナパック・ジョンジャイパー)も集った。

 5人が監禁されているシャキ城への突入直前、地元民の通報を防ぐためノコルとチョッキーは村長に直談判して懐柔を試みる。ノコルは「俺には経験がある」として、会談の主導権を握ろうとするチョッキーを制す。会合の趣旨は資源調査とごまかしていたが、ノコルは何と「今日の深夜、日本人を救出に行く」と直球勝負に出た。「ちょっと!」と驚くチョッキーをよそに話を進め、村が中国系組織シンシーに牛耳られていることを挙げて「誇りを取り戻さなくていいのか!」とダメを押し、村長に村民説得を呑ませた。

 この間、ノコルを見るチョッキーの視線は徐々に変わり、最後はうっとりした表情に。その後、乃木への報告場面。ノコルが巨額資金を提示したことにも驚いたと語るチョッキーは「でもカッコよかったわよ~」。乃木に「最後に心を動かすのは誇りだ」などと交渉の極意を説くノコルに、チョッキーは拍手。その隣には無言の新庄がいた。

 チョッキーは新庄を深く愛しているが、この場ではノコルの〝男気〟に惚れ込んだ様子がまざまざ。新庄の前でノコルが1本取った形となった。

 さらに、奪還チームの全体会議ではこんな場面も。村民からの作戦情報漏洩が命取りになることを乃木が改めて語ると、新庄は「申し訳ないが、そんなことはそんなこと百も承知です」と言い放ち、万全の準備のため決行の1日延ばしを提言。するとノコルは、別班員が1人ずつ殺されていく可能性を指摘した。それも重々承知しているという新庄は、全員救出を急いで全滅するより、1人を失っても4人を確実に救うべきと訴える。ノコルは「分かってんだよ、そんなことは!」と強い口調で返した。

 新庄の「百も承知」という言葉の趣旨を、ノコルが韻を踏むように「分かってんだよ!」とより強い言葉を使って上書きした格好。ここでもノコルが1本取っていた。

 二宮が設立した「オフィスにの」が竜星の所属を発表した際、「二宮和也さんという、自分の信じた道を自分の足で歩き続ける表現者と、新しい挑戦をご一緒できることを嬉しく思います。リスペクトを胸に、僕は僕らしく」といった本人コメントが寄せられた。前出の2シーンはまさに、流星がリスペクトする二宮が劇中で貫禄を示した場面でもあった。