黒ジャケットの胸元からのぞく、彫刻のような胸筋。その男は――羽賀研二だ!

 2日にパリで開催でされたパリコレに3度目の出演を果たした羽賀が、世界のモデルたちに交じって堂々のランウェイを披露した。今回は、過去の歩く姿を見たデザイナーからの指名。自らオーディションを受けて始めた挑戦が、うれしい展開を迎えた。

 会場は、巨大なシャンデリアが輝く豪奢な大広間。淡いブルーの壁に金の縁取り、床には美しい寄木模様。ドレスアップした紳士淑女が見守る中、華やかな女性モデルたちに続いて羽賀が登場した。

ランウェイを披露した羽賀研二(提供写真)
ランウェイを披露した羽賀研二(提供写真)

 黒のダブルブレストジャケットを、なんと〝シャツなし〟で着用。細いネックレスを胸元に光らせ、青い照明の中を歩く。鍛え上げた姿は、周囲のモデルたちと比べても遜色がない。

 衣装を手がけたのは、パリを拠点に活動するタスミム・ゾバエル氏。同氏は通訳を介し、「これまでのパリコレでのランウェイを見ていて、今回はぜひ、自分のブランドを着てランウェイしてほしかった」と明かした。

 だが、羽賀は初めから自信満々だったわけではない。「初めは、完成されたパリや世界の舞台で活躍するプロのモデル達の中、劣等感で一杯でした。未知の世界への挑戦でしたから」。そんな気持ちを抱えながら出演を重ね、今度はデザイナーから声がかかった。「指名して頂けたり喜んで貰える事を本当に嬉しく思っています!」と喜びを隠さない。

 さらに、来場者やスタッフらからは「今の年齢には見えず若々しい」「他のモデル達にはない独特のオーラがある」との評価が寄せられた。アンケートでも、若々しさと独特のオーラを挙げる声が目立った。羽賀は「それらを聞いた時は本当に挑戦して良かったと思いました!」と感激する。

 若々しい姿の裏には、驚きのトレーニング量がある。毎朝7~8キロのランニングに加え、筋トレも毎日。腕立て伏せ、屈伸、腹筋は、それぞれ111回を2セット。各種目222回という徹底ぶりだ。

 ゾバエル氏はバングラデシュ出身で、南アジアの華やかさとヨーロッパのクチュールを融合させるデザイナー。カンヌ国際映画祭でも女優のドレスを手がけている。

 その衣装を託された羽賀は、「可能な限り4回、5回と挑戦して行きたいと思っています!」と宣言。指名と評価を胸に、次のランウェイを目指す。