もはや居酒屋…路上飲み“楽しむ”若者や中高年は自粛要請に応じるか

2021年04月28日 11時30分

路上飲酒や旅行の自粛を要請した小池都知事

 コロナ禍での路上飲酒が問題視されている。

 東京都は27日、都内約20の大学学長らと意見交換する定例懇談会をオンラインで開き、小池百合子知事が、新型コロナウイルスの拡大防止に向けてオンライン講義の実施に加え、学生による路上での飲酒や大型連休の旅行などの自粛を呼び掛けるよう協力を求めた。

 小池氏は「大学の皆さんにも、さまざまな苦労をかけている」とあいさつし「今の問題は変異株だ。若い人でも感染しやすい」と強調。都の担当者が都内でも感染者の中で変異株の割合が増加している現状を説明した。

 さらに今後は、学生寮や合宿所を中心に、下水道を使った定期的な検査により、感染拡大を早期に把握する取り組みを始めると説明した。

 緊急事態宣言によって多くの飲食店が休業したり、時短営業を行っている影響で、渋谷など繁華街を中心に路上飲酒を行う人が増えている。

 神奈川・横浜駅近くの横浜ビブレ前広場は多くの若者が集まることから新型コロナの感染防止のため当面の間、夜間立ち入り禁止としている。そのためか、現在は周辺のベンチや駐車場などで路上飲酒をする若者の姿が目立つ。

 ある大学生は「お店がやってないのもあるけど、店で飲むより安く済む。大学の授業が終わった後に友達と飲んで帰るのが楽しみでもある」と話す。

 東京・新宿歌舞伎町でも営業していない居酒屋が多いため、コンビニ周辺の路上が居酒屋と化している。また、高田馬場駅前の広場は毎晩のように学生集団が酒盛りしている。ある男性は「ここの広場は喫煙所があるから、酒を飲みながらタバコを吸える」と語る。

 若者だけではない。新大久保駅近くでは、路上に座り込んで酒に酔った中高年の集団が目立つ。酔っ払った男性は格安スーパーを指さし、「ここは俺の冷蔵庫だ」と話し、日本酒の紙パックを購入した。

 路上飲酒によって事件や事故が起きないことを祈りたい。