巨人・井納が遂にベンチ外… “宇宙人”に原監督の「無言のゲキ」は響くのか?

2021年05月15日 05時15分

評価急落の井納

“無言のムチ”は響くのか――。2位・巨人は14日の阪神戦(東京ドーム)で1―2の逆転負けを喫し、首位・阪神との差は4・5ゲームに広がった。大事な首位対決で原辰徳監督(62)は主軸の丸に代打を送るなどの勝負手も打ったが、この日の第1ラウンドではもう一つの原流采配も。リリーフでも不調が続く井納翔一投手(35)はベンチ外となり、今後の奮起が期待されるが…。

 あと1点が遠かった。先発した畠は7回2失点と粘投したが、この日は攻撃陣が振るわず。変則右腕の青柳を攻略しきれず、得点は3回の岡本和の犠飛だけに終わった。

 ただ、勝負手は打った。8回一死一塁で阪神2番手左腕の岩崎に対し、原監督はこの日2三振(1四球)だった丸に代打・中島を送った。指揮官は「最善の策」と語るにとどめたが、元木ヘッドコーチは「(今日は)タイミングが全然合ってなかったし。本来の丸の姿ではない」と厳しい決断を下した裏側を明かした。

 丸にとっては悔しさが残る交代劇となったが、戦いの舞台にも立てなかったのが、昨オフにFA加入した井納だった。先発として巨人デビューした3月31日の中日戦(バンテリン)は、2回途中4失点KOで即二軍落ち。リリーフとして今月4日から再昇格したが、登板した3試合のうち2試合で一発を被弾し、この日はとうとうベンチ入りメンバーから外された。

 前回登板した12日のDeNA戦(横浜)では新人の牧にソロを浴び、前日13日は雨天中止。ライバル球団からは「調整目的とかいろんな事情があるのかもしれないけど、外したということは今日は使えないというベンチの判断でしょう」との声が聞かれた。

 采配によって選手を発奮させることは、原監督がしばしば用いる手法だ。この日の丸もその一環とみられ、1日にも2打席でベンチに下げている。先発ローテーションの一角を期待して獲得した井納への風当たりも強まる一方で、評価も急落している。

 そもそもは開幕2週間前に井納自身の“不注意”で頭部裂傷を負ったことが始まりで、当時の指揮官は「(理由は)恥ずかしくて言えない」とあきれ顔。その後の登板後の評価も「まあ、いいんじゃない?」と称賛は得られていない。

 ただ、井納は奇想天外な言動が目立ち、DeNA時代から「宇宙人」と呼ばれてきた男。本来ならば指揮官からの“無言のゲキ”に発奮するところだが、井納は果たしてどうか…。

 シーズンはまだ序盤。快投連発で信頼回復のチャンスは十分あるとはいえ、移籍1年目から早くも厳しい立場に立たされている。

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