令和のCMに〝黄金コンビ〟の絆がよみがえった。〝燃える闘魂〟故アントニオ猪木さん(享年79)の盟友・坂口征二氏の次男で俳優の坂口憲二(50)が、16日から放送されるサントリー「THE DRY」の新CMに出演。猪木さんの名文句とともに「ダァーー!」と叫ぶ姿に、父の〝荒鷲〟も「おー、いいじゃないか」と喜んだという。

 新CMの「登場篇」(30秒)では、猪木さんの入場テーマ曲「炎のファイター」がバックに流れる中、憲二は「危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし」と心の内で語る。1998年4月4日に新日本プロレス東京ドーム大会で行われた猪木引退セレモニーでの名言だ。さらに力いっぱい、猪木さんの十八番「ダァーー!」を叫んでいる。

 憲二は父とのつながりで幼少期から猪木さんと親交があり、ハワイ留学時代にも同地を訪れた猪木さんの元に出向きあいさつしている。公開されたインタビューで、猪木さんを「プロレスが好きだったので、〝大スターで一番強い人〟という存在」と語る憲二は、「一度だけ、仕事で格闘技大会のリポーターをやらせていただいた際、インタビューをしました。その際に『坂口の息子か? 大きくなった』と声をかけていただき、闘魂ビンタもいただきました。とても痛かったけど、うれしくもありました」と思い出を振り返る。

 今回の出演を父の征二氏に報告したところ、「最初に伝えた時は自分以上に驚いていました。そして完成したCMを見て、『おー、いいじゃないか』とすごく喜んでくれていました」という。

「アントニオ猪木さんや親父は、プロレスを通じて人を喜ばせたり、驚かせたりしていました。その熱が多くの人に勇気を与えていたのだと思います」と述べた憲二にも、昭和のマット界を沸かせた〝黄金コンビ〟の思いが受け継がれている。