ドジャースは11日(日本時間12日)、敵地ミルウォーキーでブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に1―2で敗れ、黒星スタートとなった。先発したタリク・スクバル投手(29)は5回81球を投げて2失点で降板。5安打2四球7奪三振の内容で負け投手となったサイ・ヤング賞左腕の意外な言動を、チームメートのマックス・マンシー内野手(36)が米メディアに告白した。

「先発投手というのは、登板日になるとある『興味深い騒動』のような状態になるものです。でも彼の場合、登板日にこれほど『普通』でいられる人を見たことがありません。私にとってはそれが本当に新鮮で、見ていて素晴らしいことだと感じます」とマンシーは冷静な振る舞いに驚いたという。

「態度や考え方、クラブハウスで他の選手たちと接する様子など、彼は何も変えません。登板日だからといって、そうした部分を一切変えないのです。マウンド上ではあれほど競争心が強く、情熱的な闘志を燃やす選手でありながら、そうした振る舞いを見せてくれるのは本当に素晴らしいことです。彼にとって初めての先発登板だったんですが、いきなり私のところへやって来て、質問をしたり、試合とは全く関係のない話をしたりし始めたんです。何の話だったかは覚えていませんが、完全に意表を突かれるような内容でした」

 そう語るマンシーは今年3月のWBCをもって現役を引退した同じ左腕のクレイトン・カーショー氏(38)と比較。「長年、カーショーとプレーしてきましたが、(スクバルは)それとは正反対です。だからこそ、ある意味で『常軌を逸している』という言葉が頭をよぎるほどでした。登板日のルーティンに関して言えば、スクバルとカーショーはこれ以上ないほど対照的ですね」

 当番日には精神を集中させ、近寄りがたいオーラを出す投手も多い中、どこまでも自然体のスクバルに敬意を表した。