新日本プロレス7日の後楽園大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のYOH(38)がロビー・エックス(31)の挑戦を退け3度目の防衛に成功した。6月の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」初制覇からの快進撃で今やジュニアの〝顔〟となったYOHは、新たな野望を激白。来年1月4日東京ドーム大会のメインでIWGPジュニア王座戦の開催を目指す。
ハイフライヤーのエックスに苦戦を強いられたYOHだったが、ハンドスプリング式カッターをトラースキックで迎撃して形勢逆転に成功。DIRECT DRIVE(旋回式ダブルアームDDT)で3カウントを奪うと、試合後のリング上でロビー・イーグルスから挑戦表明を受け、12日両国大会でのV4戦が決定的となった。
簡単にはベルトを手放せない理由がある。9月札幌大会でのV2成功後、YOHは「このベルトを連れていきたい場所があるんだよ」と発言していた。大会後に取材に応じると「その答えとしては東京ドームで王座戦…だけじゃ僕は満足しないので。ジュニアの王座戦をドームのメインに持っていくことが僕の王者としての目標というか使命だと思ってます」と真意を明かした。
日本プロレス界の年間最大興行である1・4ドームのメインは、今年の棚橋弘至引退試合(vsオカダ・カズチカ)のような特別なケースを除けば、団体最高峰のIWGPヘビー級王座戦が組まれることが常となっている。だがYOHは「高橋ヒロムは『ジュニアのタイトルを持ったままヘビーに挑戦したい』と言ってましたけど、僕はそもそもジュニアはヘビーに負けていないと思うので。試合内容だったり今の勢いだったり選手層の厚さだったりを考えても、今のジュニアなら行けるんじゃないかと」と主張。「ヘビーをメインにしないといけないみたいな雰囲気はぶっ壊して再構築したいなと。『破壊なくして創造なし』です」と言い切った。
過去を振り返れば2014年大会でファン投票の末にIWGPインターコンチネンタル選手権(棚橋vs中邑真輔)がメインで行われる〝逆転現象〟が起きている。YOHは「決してファン投票をやりたいわけではなく、僕が王者としてジュニアを盛り上げてたどり着きたいということです。ドームのメインに行けるようなムーブメントまで持っていきたい」と目を輝かせつつ「まあそうなった場合、対角に立つのは〝アイツ〟しかいないかなと思ってます」と意味深な笑みを浮かべた。
「棚橋vs中邑、オカダvs内藤(哲也)、ヒロムvs(エル)デスペラードみたいに、僕も一つブランドを作りたい」。揺るがないジュニアの誇りを胸に団体の歴史に新たなページを刻むことができるのか、注目だ。












