ヤンキースのゴールデンルーキー、ジョージ・ロンバード内野手(21)が24日(日本時間25日)、本拠地レイズ戦に「6番・遊撃」で出場。3点を追う7回に適時二塁打を放った。

 三塁へ進んだロンバードは暴投で一気にホームを狙った。クッションボールが直接、捕手のミットに戻ってきたが、ロンバードは本塁直前でスライディングをストップするとジャンプでタッチをかわし、転がりながら右手でベースを触った。新人の〝忍者走塁〟で勢いに乗ったヤンキースはこの回、一気に同点に追いついた。

 8回には二死三塁でロンバードが左翼席へ勝ち越しの7号2ラン。ヤンキースが新人の躍動で地区優勝チームに6―4で逆転勝利した。

 地元「ニューヨーク・ポスト」紙は「水泳の動きだ」と黄金ルーキーに感服。「ロンバードのスライディングがヤンキースの反撃のきっかけとなった。ヤンキースの育成システムを経て成長した新人は、打撃や守備だけでなく、その運動能力と勝利に貢献するプレーでも人々を魅了した」と絶賛した。

 ブーン監督も「ボールの跳ね返りに最初に『ああ、まずいな』と思った」と天をあおいだと振り返った。ロンバードも「ああ、もうダメだ。何かでっち上げなきゃ」と走塁中に思考を巡らせたという。

 若武者は「試合であれをやったのは初めてだと思う。ピンチだったから、何とかしないといけないと思ったんだ。それで、ああいうことになったんだよ」と白い歯。ブーン監督も「元サッカー選手による、実に素晴らしい運動能力の発揮だった」と笑った。