参院選(7月10日投開票)に自民党から比例代表で出馬している元SPEEDの今井絵理子氏(38)が26日、東京選挙区から出馬している元おニャン子クラブの生稲晃子氏(54)の応援演説を行った。ともにアイドルとして芸能界デビューをした2人だけに、多くの聴衆が殺到した。

 東京・浅草の雷門前は演説待ちの聴衆と観光客でごった返していた。今井氏は「この中にSPEED世代はいらっしゃる? これからの日本の未来、安全保障、子供たちの教育や福祉を考えるとき、私たちの世代が中心となって行動する世代です」とアラフォー世代に訴えた。

 2期目の挑戦となるだけに、6年間の実績が選挙で問われることになる。「今井絵理子はこの6年間で何をしてきたのか。例えば30年も変わっていなかった特別支援学校の教科書の改訂、発話が困難な方や耳が聞こえない方が電話をかける時に手話通訳オペレーターや文字チャットを介して電話がかけられる制度の確立です。さまざまな当事者の声を形にしてきました」と実績をアピールした。

 批判の声も届いていると明かした上で「真摯に受け止めながらも前に進んでいく。あきらめない生き方をまっとうする」と意気込んだ。

 隣に並ぶ生稲氏については「芸能界でとても先輩。生稲さんとこうやって選挙というステージに立てることが本当にうれしく、誇りに思っている」と告白。時代を超えたアイドルコラボとなった。