米国・WWEで危険な〝路地裏軍団〟946(ナイン・フォー・シックス)が、勢力を拡大している。
元AEWのパワーハウス・ホブス改めロイス・キースがリーダーになりブランコ・ニマ、ルシアン・プライスと8月に結成。カリフォルニア州イーストバロアウト出身のキースはストリート色を強く打ち出し、世界ヘビー級王者ローマン・レインズ率いる「ザ・ブラッドライン」への襲撃を繰り返した。新たに加わった女子のジェイダ・パーカーはブラッドラインのジェイコブ・ファトゥを自動車でひく、極悪非道の所業で衝撃を与えた。
12日(日本時間13日)のロウ(ルイジアナ州ボージャーシティー)でも、ショッキングな事態を引き起こした。946のキース&ニマ&プライスは、この日のメインでブラッドラインのウーソズ(ジミー&ジェイ・ウーソ)&ソロ・シコアの3兄弟と6人タッグ戦で激突。序盤から大乱闘となり、両軍が見境なく潰し合う。946のセコンド、ジェイダも無法介入してレフェリーを襲撃する、めちゃくちゃな展開だ。
だが、ブラッドラインは悪党から陽気な人気者に変身したシコアが「ピューッ!」と叫びながら大奮闘。キースを場外でテーブル葬に処した後、コーナー上段から豪快なスプラッシュを決めた。続けてとどめのサモアンスパイクを放とうとしたときだ。背後から顔をバンダナで覆った黒装束の男が乱入。手にしたバールでシコアの背中に一撃を放った。
バンダナを外した男の正体は元US王者のカーメロ・ヘイズだった。〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔を相手に同王座を防衛したこともある実力者は、8月半ばを最後にスマックダウンから姿を消していた。このためSNS上では退団やAEW移籍の可能性も取り沙汰されたが、〝路地裏軍団〟の一員となってまさかの復帰を果たした。
ヘイズはキースとともにシコアを袋だたきにすると、ニマとプライスも加わってジェイとジミーも暴行。試合の裁定はノーコンテストだったが、WWE殿堂者リキシの息子3人を完全にKOしてみせた。キースは「誰も安全じゃねえ」の決めゼリフを言い放ち、5人でリングを占拠。一時代を築いたブラッドラインを粉砕した946が、WWEマットを暴風雨に巻き込んでいる。
この日のロウはNetflixでライブ配信された。












