全日本プロレス11日の仙台大会で、世界タッグ王者の斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=39)が「Wゆうま」こと安齊勇馬、青柳優馬組をDOOMしてV3に成功した。

 地元・宮城の仙台で圧倒的支持を誇る斉藤ブラザーズは序盤、場外戦でペースをつかむことに成功。それぞれで担いだ相手をぶつけあうなど豪快な攻撃でダメージを与えた。その後、Wゆうまからも反撃され、壁に穴が開くほどの激しい場外戦で会場に悲鳴をこだまさせた。

 だが中盤にはジュンが孤立して集中攻撃を受け、フラストレーションをつのらせたレイが怒りを露わにするなど押し込まれる。それでも危機を脱し交代したレイが反撃に出て、ふたたび流れを一進一退に戻した。

 その後、レイが強烈なヘッドバットやランニングクロスボディーを安齊に放てば、ランニングニーを返されるなどやりあう。息を吹き返したジュンもダブルラリアートでWゆうまを吹っ飛ばしてダメージを与えた。

 終盤まで両軍譲らぬ熱戦となり、4人がリング上で大の字になるほどの消耗戦に突入だ。するとジュンと優馬の一騎打ちとなり、ジュンがエンドゲームで捕獲されたが必死の形相で耐えてロープブレイク。ダイビングエルボーを狙いコーナーに登った優馬を追うも後ろから安齊に攻撃されて掟破りの八木山サイクロン(合体パワーボム)で投げられる大ピンチに陥った。

 それでも故郷の大声援を受けて3カウントを許さなかったジュンは、レイの助太刀を受けて最後の反撃だ。優馬をダブルチョークスラムで叩きつけて動きを止めると、最後はレイと力を合わせて八木山サイクロンで叩きつけてジュンが3カウントを奪った。

 V3に成功した斉藤ブラザーズは「世界タッグ、防衛したぜ!」(ジュン)、「フアーオ!」(レイ)と咆哮だ。続いてジュンが「みんなの応援、地元の声援のおかげで勝つことができた。お前らの応援、しっかりと受け取ったぜ、ありがとう」と大声援を送った観客に語る。同じくレイも感謝の言葉を口にしてから「俺たち斉藤ブラザーズ、そして全日本プロレスはもっと頑張るから、これからも俺たち斉藤ブラザーズと全日本プロレスをよろしくお願いします」と呼びかけた。

 その後、ジュンは会場近くの「クレープの店 PATTY」の小倉クレープを、レイはサッポロビールの缶を手に乾杯。年末に行われる世界最強タッグリーグ戦に向けてジュンが優勝を誓うと、レイも「このままこのベルトを持って防衛して最強タッグ優勝すれば去年取れなかった最優秀タッグが見えてくるんじゃ、ねえか? いや見えてくるじゃねえな。俺たち斉藤ブラザーズが最優秀タッグを取るから、みんな楽しみにしててくれ!」と約束だ。最後にジュンが音頭を取り「3、2、1、DOOM!」で締めくくった。

 一方敗れた優馬は「ダメだ、なにも覚えてない。仙台で斉藤ブラザーズに勝ちたかった…」とうなだれる。それでも安齊に「負けても次、最強タッグリーグあるじゃないですか。俺は今日可能性を感じましたよ」と背中を押され「今日は負けたけど、次最強タッグ、今年こそWゆうまで全日本プロレスのみんなを笑顔にしましょう」と前を向くのだった。