「ちびまる子ちゃん」の作者である、さくらももこさんが亡くなられた。国民的アニメにまでなった同作品だが、1986年から連載がスタートした原作コミックは、当初から楽しく読ませてもらっていた。
「りぼん」という、本来ならあまり縁のない少女向け雑誌に連載されていた作品に興味を持ったのは、その舞台が1970年代半ばの静岡県清水市(現・静岡市清水区)だったからだ。
作者自身ともいえる主人公の「まる子」は、清水の入江地区在住の小学3年生という設定。実は記者もその当時、入江地区に住んでいた小学生だったので、作中で描かれている様々なことが、とてもリアルで、かつ懐かしかったのである。
まる子が通う小学校や、行きつけの菓子屋「みつや」、近所の神社などはもちろんのこと、祭りなどの行事や当時の流行、人気の芸能人、社会的な事件など、ほとんどが記者の少年時代と丸かぶりのドキュメンタリーという感じ。「みつや」などは、記者の実家から100メートルぐらいの場所にあったので、まる子を通じて記者自らの思い出を追体験しているかのようだった。
さくらさんは記者と学年が一つ違ったので、ご近所とはいえ全く面識はなかったが、同じ小学校、中学校に通っていたから、たぶん何度も校内ですれ違ったりはしていたのだろう。
いつもその店の前を通り過ぎていた「三浦青果店」の娘さんが、後の”さくらももこ”だということは、恥ずかしながら「ちびまる子ちゃん」の人気が大ブレークしてから知った。
記者よりも一つ若いさくらさんが亡くなってしまうなんて、いくらなんでも早すぎる。心からご冥福をお祈りしまhi す。
(文化部デスク・井上達也)
