写真週刊誌「フライデー」が現役在京キー局看板番組の女性キャスターの衝撃的な性行為写真を掲載し、話題になっている。女子アナの大胆行為といえば、17年前、「局アナAV」を担当したときも大きな反響があった。

 1998年5月12日付1面に「日テレローカル局勤務美人アナAV出演認めた」との大見出しとともに、マイクを手に屋外でリポートする女子アナの目線入り写真が掲載された。

 当時、日テレ系地方局の局アナだったAさん。その地方の男性が「通販で買ったAVにAさんが出ている」とAV関係者に連絡してきたという情報をキャッチ。関係者を片っぱしから当たった。すると、Aさんが局アナとして社員採用される前「麻生香」や「麻生香織」の名前でAVに出演していたことがわかった。

 しかも、関係者を通じてAさんにたどり着き、話を聞くと「確かに私です」と堂々と認めたのも驚きだった。紙面では「出演したことは軽率だったと反省しています」「出演当時は局アナに採用されるとは思ってもいなかったですし、マニア向けのセルビデオだと聞いて…」などのAさんのコメントも掲載した。

 新聞が発売されるや、テレビ関係者や週刊誌などから問い合わせの電話が殺到した。特に日テレは当事者だけに「局内が大騒動になっている。幹部は『誰なんだ! 早く割れ!』とうるさいから、何とか教えてくれ」と泣きを入れてきた。

 こちらからは明かさなかったが、ほどなく、日テレ側はAさんを割り出し、所属する地方局も素早く動いた。局はAさんを〝事情聴取〟し、本紙報道から3週間後にAさんは退社した。

 同局の担当者は「AV出演の噂が出たので社として調査を行った。ビデオは入手しておらず、本人が出演していた事実の確証を得るまでには至らなかったが、かなり疑念が残るという結果になったので、本人と番組責任者との間で話し合い、双方了解の上で社員契約を打ち切ることになった」と話した。

 入社前のAV出演が原因では不当解雇に当たる可能性もあったが、Aさんは納得した上で局を去ったという。

 その後、Aさんとは連絡が取れなくなったが、本紙が報じなかったらどうなっていただろうか――。気になっていた。

「渋谷の高級ヘルスに在籍しているらしい」と聞き、潜入したこともあったが、別人だった。

 1年が過ぎたころ、関係者から連絡があった。

「麻生香は結婚して専業主婦になって幸せに暮らしているそうです。局にも東スポにも恨みはないそうで、騒動のことは『もう過去の話だから、そっとしておいてほしい』と言ってましたよ」

 正直なところ、記事で人生を狂わせたかもしれないと心配していただけに、胸をなで下ろした。

 その後、女子アナをめぐるスキャンダルでは、日本テレビの夏目三久アナがコンドームの箱を持ってほほ笑む様子が写真誌に報じられ、局内での立場が危うくなり退社。その後、フリーとなると再び人気アナとなり、活躍している。

 同じ日テレでは、大学時代のホステス経験が問題となり、内定を一度は取り消されて注目を浴びた笹崎里菜アナがこのほどレギュラー番組デビューを果たした。前代未聞の内定取り消し裁判を起こし、勝利した上での入社だった。

 時代は流れても、世の男性は才色兼備の女子アナが大好き。ましてやその色っぽい話となれば、なおさらなのは不変だろう。

(文化部副部長・延 一臣)