【デスク発ウラ話】レジェンド女子アナ集結番組で思い出したフジ人気アナ離婚劇

2020年01月16日 12時00分

 元日放送のバラエティー番組「今夜くらべてみました 元日3時間スペシャル2020」(日本テレビ系)で、バブル時代のテレビ界を彩った「レジェンド女子アナ」が集結した。同世代のアナを見ながら、過去の取材を思い出した。

 番組には元横綱貴乃花と離婚した河野景子、近藤サト、内田恭子の元フジテレビ勢、元日テレからは永井美奈子、大神いずみ、魚住りえが登場。フリーアナ事務所「セント・フォース」所属の川田裕美、神田愛花、岡副麻希、新井恵理那らも一堂に会し、女子アナの今と昔の話題が展開された。

 河野がフジ入社前の上智大時代にミスソフィアに選ばれ、ファッション誌「CanCam」の表紙を半年間、飾っていたのを、同期の永井が「あのころ、河野景子を知らない女子大生はいなかった」と振り返った。

 その永井も入社直後から大人気となり、女子アナ3人組ユニット「DORA」としてCDを発売し、当時の「恋人にしたい女ランキング」では鈴木保奈美、和久井映見に次ぐ3位にランクインしたことなど、女子アナブーム当時がよみがえった。

 一方、筆者が最も思い出深いのが近藤だった。現在は白髪を染めないグレーヘアで知られ、ベテランに見えるが、河野より3年後輩の51歳だ。

 近藤を語る上で欠かせないのが歌舞伎俳優・坂東八十助(現・坂東三津五郎)との不倫、結婚、離婚劇だ。

「1997年に夫人と別居中だった八十助の別宅から、人気女子アナの近藤が朝帰りしたのが写真週刊誌に撮られて不倫が発覚。当初、八十助は『彼女は芝居が好きで話が合う、ただの友人』とはぐらかしていたが、同年には夫人と離婚。98年にフジを退社した近藤と結婚した。不倫期間を経ての結婚だったため、絆は深いと思われたが、わずか1年7か月後に離婚してしまった」(当時を知る歌舞伎関係者)

 本紙は2000年6月27日発売号で電撃離婚をスクープ。関係者からその原因を様々に聞いた。「やはり、サトさんだけが目立つのは許せないという人、前妻を追い出して妻の座に納まったことへの批判を持つ人がいた」「板挟みの八十助も半年前には関係修復を諦め、サトさんは誰も頼る人がいなくなって、実家に帰ってしまった」

「自分に優しさ、配慮が足りなかった」とした八十助の会見から2日後、名古屋市内で会見した近藤の会見は衝撃だった。「子供を産むことが誰かの意見によって阻まれるのが理解できなかった」と、アナウンサー時代と同じハッキリとした口調で語ったのだ。

 これには会見に出席していた報道陣から「前妻との間の子供が後継ぎに決まっていたため、子供をつくらせてくれなかったという事情はあったかもしれないが、それは結婚前から分かっていたこと。結局、何が離婚理由か分からずじまいだった」との声も上がった。

 最難関といわれたフジテレビアナウンサーの地位を捨てて歌舞伎俳優の妻となったが、周囲の理解を得られず、あえなく離婚となった屈辱。それをはね返すべく、その後のフリーアナとして仕事をするためにも、決意の会見だったと感じた。

 離婚から3年後に近藤はイベント企画会社社長と再婚し、翌年男児をもうけた。仕事面でも、もともと定評のあった落ち着いた低音ボイスでナレーションなどの仕事が数多くくるようになった。

「17年ごろから白髪染めをやめ、自然体のグレーヘアにしたことが話題になり、テレビにも出演してイジられることもありますが、近藤さん本人はケロリとして、変えるつもりはないようです」(テレビ関係者)

 近藤は11年から母校・日大芸術学部の特任教授も務めている。先輩・河野の離婚劇もしかりだが、山あり谷ありの人生を乗り越えた女性は強しと言うしかない。

(文化部副部長・延 一臣)