【デスク発ウラ話】進次郎・滝クリ結婚で思い出す実母と三男取材

2019年09月12日 12時00分

 電撃婚を果たした小泉進次郎衆院議員(38)とフリーアナウンサーの滝川クリステル(41)が8月21日、長野県・軽井沢で挙式した。親族だけのこぢんまりした式となったが、出席者には長らく疎遠だった進次郎氏の実弟・宮本佳長さん(36)の顔もあったという。父・純一郎氏(77)の首相就任時、周辺を取材したことを思い出す。

 2001年4月、自民党総裁選に勝利した純一郎氏が独身の首相となるため、ファーストレディーが誰になるかが各メディアの注目点となった。必然的に小泉家の複雑なファミリーヒストリーが取材対象となった。

 純一郎氏は1978年、エスエス製薬創業者で元会長の泰道照山氏の孫娘で15歳年下の青学大4年生・宮本佳代子さんと見合いを経て結婚。現俳優の孝太郎、進次郎氏をもうける。だが、結婚生活はわずか4年で幕を閉じ、82年に離婚した。

 3代続く政治家一家に嫁ぎ、よかれと思って孝太郎を背負い、駅で選挙活動の手伝いをしたことが、小泉家を取り仕切る純一郎氏の姉らの怒りを買い、折り合いが悪くなったことなどが原因とされた。

 離婚当時、佳代子さんは妊娠6か月。そのおなかにいたのが三男・佳長さんだった。離婚後、佳代子さんは不動産関連会社に就職し、シングルマザーとして佳長さんを育てた。

 小泉首相誕生時、生まれてこのかた父に会ったこともなかった佳長さんは関西の大学に在学中だった。首相就任後初の夏休みを箱根で過ごした首相は、当時、大学生だった進次郎氏とキャッチボールする姿を報道陣に公開した。

 報道陣から「三男も会いたいと言っているが、伝えたいことは?」と問われた純一郎氏の答えが記憶に残っている。

「よろしく、元気で。(会う予定は?)ない、ない」

 離婚がなければ、小泉家の後継者になってもおかしくない三男だが、実の息子とはいえ、元妻の子供。当時、好感度が高かった純一郎氏だったが、言葉の冷たさ、離婚とはそういうものかと感じた。

 周辺を取材すると、佳長さんは3兄弟の中でも特に父親似のイケメンと評判だった。大学の夏休みは鎌倉の実家に里帰りしており、父の首相就任を機に、父の静養先の箱根を訪れようとも考えたが、断念していた。

 佳代子さんは自宅を訪ねた本紙を含め、メディアに語ることは長らくなかったが、還暦を迎えたこと、佳長さんが結婚したこともあり、2016年、突然、女性誌「いきいき」に登場。「父親が有名でもあなたとは関係ない。あなたの母は一サラリーマン。勘違いしないで生きていきなさい」と子育てしてきた生きざまを明かした。

 今回の進次郎氏・滝クリ結婚で明らかになったのは3兄弟の仲の良さだった。

「2008年に純一郎氏が政界を引退し、進次郎氏に地盤を譲ったのを機に、兄弟3人で会うことが認められたそうで、25年ぶりくらいで3人が会ったのを機に、顔を合わせる関係になった。13年に佳長さんが結婚したときには3兄弟がそろい、純一郎氏も参列したそうです」(関係者)

 佳長さんの結婚式では母・佳代子さんと純一郎氏、孝太郎、進次郎氏の再会が実現したはずだが、佳代子さんと小泉家の関係は今も変わらないとされている。

 冒頭の挙式に佳代子さんの姿はなかったという。小泉家が招待しなかったのか、佳代子さんが辞退したのかは定かではないが、将来の首相ともいわれる進次郎氏の結婚は、生き別れた実母として特別な喜びに違いない。

(文化部副部長・延 一臣)