大相撲初場所2日目(11日、東京・両国国技館)、大関・琴奨菊(31=佐渡ヶ嶽)が連勝スタートを決めた。今場所は日本出身力士による10年ぶりの優勝へ期待が高まるなか、初日黒星で出遅れた大関稀勢の里(29=田子ノ浦)とは対照的に好発進した大関は、悲願の初賜杯に手が届くのか。いつになく高いモチベーションで今場所に臨んでいる大関の秘めた思いとは――。
琴奨菊は幕内勢(29=伊勢ノ海)をすくい投げで下し、初日から2連勝。取組後は「(相手に)しっかり圧力が加わっていた」と納得の表情を浮かべた。今月30日には都内で昨年7月に入籍した祐未夫人との挙式披露宴を控えており、今場所にかける思いは強い。「優勝が目標。自分のやるべきことをやれば、おのずとできると思う」と意欲を見せている。
自信を取り戻すために取り組んできたことがある。昨年秋ごろからトレーニングの方法論を根本的に見直したのだ。それまでパワー重視だった筋力トレを、体幹を集中的に強化するやり方に改めた。
相撲の稽古の合間にハンマーを振るなど地道なトレーニングが功を奏し、秋場所では7場所ぶりの2桁白星となる11勝をマーク。復活の兆しを見せている。
琴奨菊は「ベンチプレスを200キロとか上げられるようになっても、相撲に生かすことができなければ意味がない。今のトレーニングで体のブレがなくなったのを実感できている」と手応えを口にする。このまま連勝を伸ばしていければ、初優勝と結婚のダブル祝いも見えてくる。












