米国での武者修行を終えた女子レスリングの村田夏南子(24)は試合3日前に突然、対戦相手が変更になった。

 英国の美人ムエタイファイター、ランチャーナ・グリーン(28)と激突することになったが「やることは変わらない。自分のMMAレスリングを貫くだけですから」と余裕をうかがわせる表情だった。

 2月25日に単身日本を飛び出し約6週間、カリフォルニア州オークランドの「コンバット・スポーツ・アカデミー」で練習漬けの日々を送った。「行ったら本当に充実していて。まわりもモチベーションが高くて、本当に刺激を受けてきました。全てが強化されたと思います」と成果を報告した。

 また出発前は、英語が話せないのに民泊を利用しながら自炊生活を送る点を不安視された。これについては「変なことを書かないでくださいよ…」と忠告したうえで「食事はちゃんと自炊しましたよ。ゆで卵とか、肉や魚を焼いたりとか。英語はよく分からなかったですけど、練習ではなんとなく分かりました。『ハウ・アー・ユー?』と聞かれたら『アイム・ファイン』。『エンド・ユー?』って言うと会話が続いちゃうから言わない」と説明。さらに「試合が終わったらまた米国に行きたい」と熱望し、まずは2016年12月の中井りん(31)戦での敗戦からRIZINでの復活をかける一戦に集中した。