パワハラ認定の栄和人氏 至学館大レスリング部監督は続投

2018年04月10日 11時30分

栄和人氏

 レスリング女子で五輪4連覇を達成した伊調馨(33=ALSOK)へのパワーハラスメント4件が日本協会が委託した第三者委員会により認定され、強化本部長を辞任した栄和人氏(57)がレスリング部監督を務める至学館大の谷岡郁子学長(63)は9日、栄氏を今後も監督として起用する方針を明かした。

 谷岡氏は「至学館レスリング部においては、現役の選手たち全員が今後も栄監督の指導を受けることを望み、健全なチームづくりの当事者としての責任を果たす意志を表明しております。これら選手たちの想いを尊重し、今後も栄監督には、至学館レスリング部の指導を託します」とのコメントを発表した。

 関係者によれば、栄氏は問題発覚後、体調面、精神面ともに不安定な状態が続き、静養に努めていた。この日は弁護士を通じ、パワハラと認定されたことについて「私の不徳のいたすところと深く反省し、責任を痛感しております。伊調馨氏、田南部氏をはじめとする関係各位に対し、深くお詫びいたします」と謝罪。今後は「今回のことを深く反省し、今後も可能な範囲でレスリング界の発展を願い鋭意努力していきたく思っております」との意向を示した。

 栄氏に近い関係者によれば、現在も体調が完全には戻っていないという。内閣府の調査も続いていることから、本格的な指導再開の時期は未定。