昨年のレスリング世界選手権女子48キロ級金メダリスト・須崎優衣(18=東京・安部学院高)らが11日、味の素ナショナルトレーニングセンターで開かれたJOCエリートアカデミー修了式に出席した。

 アカデミー初のレスリング世界王者となった須崎は、同施設で過ごした5年を振り返り「毎日が充実していて大きく成長させてくれた、かけがえのない5年間になった」とコーチ、監督、スタッフらに感謝。「お世話になった方々に、レスリング人生全てを懸けて恩返しする」と改めて決意表明した。

 4月には早大スポーツ科学部へ進学するが「自分の信じた道を信じて、真っすぐ前に進む。新しい環境の中で勝っていきたい」ときっぱり。2年後の東京五輪に向け「絶対に出場して絶対に金メダルを取る。誰よりも練習して強くなる」と誓った。

 また2016年度の全日本選手権で女子55キロ級を制した南條早映(18=同)も、中学1年時から在籍した同アカデミーを修了し、4月から至学館大に進学する。「東京五輪で金メダルを取って恩返しする。誇りを持って勝てるようにしたい」と今後の飛躍を期した。