【レスリング】パワハラ問題で伊調馨「告発状に一切関わりない」

2018年03月02日 12時00分

伊調馨

 レスリング女子で五輪4連覇を達成した伊調馨(33=ALSOK)が、栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを受けていたとレスリング関係者が内閣府公益認定等委員会に告発状を提出した問題で1日、日本レスリング協会は「一部報道に関する当協会の見解について」という文書を発表した。「当協会が伊調選手の練習環境を不当に妨げ、制限した事実はございません。同様に、当協会が田南部力男子フリースタイル日本代表コーチに対し、伊調選手への指導をしないように不当な圧力をかけた事実もございません」などとしている。ただし「田南部氏が委嘱の本旨である男子フリー育成、強化が疎かにならないよう、同コーチに注意喚起をしたことはある」「伊調選手が男子合宿に参加することで男子選手の練習に影響が生じることがないよう、男子選手の全体練習終了後に指導を受けるよう伝えたことはある」としている。

 また、伊調は所属先を通じてコメントを発表。「『告発状』については一切関わっておりません。しかるべき機関から正式に問い合わせがあった場合は、ご説明することも検討したいと思っています。それ以外、お伝えすることはございませんが、私、伊調馨はレスリングに携わる者として、レスリング競技の普及発展を常に考えております」と、告発状関与を否定した。

 この日、栄強化本部長は会見を開き「僕のなかではやっていないが、言葉足らずだったのかなとも思う。申し訳なかった。彼女(伊調)を心配しています。ここまで言っていないのに言ったとなっていたらかわいそうだな」と話した。