【レスリング】天皇杯全日本選手権「2019年日程問題」浮上

2017年12月21日 16時30分

最優秀選手に贈られる天皇杯

 レスリング天皇杯全日本選手権が20日、東京・駒沢体育館で開幕した。1993年以降、ほぼ23日の天皇誕生日を最終日として最優秀選手に天皇杯が贈られてきた。しかし天皇陛下の退位日が2019年4月30日に決定。20年から天皇誕生日は2月23日に変更となる。今後はどうなるのか。

 全日本選手権で天皇杯が贈られるようになったのは77年から。当時は昭和天皇の誕生日である4月29日付近に大会を行うなど、春先から初夏にかけて行われてきた。93年以降は99、06年を例外とし、現在の天皇誕生日を最終日とする12月21~23日に大会を実施(00年から男女合同開催)。今年は4日間開催で行われており、レスリングはまさに“天皇杯”という形で行われてきた。しかし19年4月30日で天皇陛下が退位され、20年には天皇誕生日が皇太子さまの2月23日に変更となる(19年は天皇誕生日なし)。全日本選手権の日程はどうなるのか。

 日本協会の福田富昭会長(76)は「まだ決まっていない。これからです。会場を押さえられるかどうかなど、いろいろ考えなければいけないことがある」。高田裕司副会長兼専務理事(63)は「今後、理事会などで意見を集めたい。他の競技団体とも見比べてみたい。あと大切なのは強化現場からの意見。国際大会のカレンダーもあり、どうすることがベストなのか」と説明した。

 現在、秋に実施されている世界選手権の代表選考会は、前年12月の全日本選手権と、6月の全日本選抜選手権が当てられてきた。16年リオデジャネイロ五輪では、15年世界選手権でメダルを取った選手が、同年12月の全日本に出場すれば代表に内定。世界選手権で出場枠を獲得できなかった階級は、全日本優勝者が16年3月のアジア五輪予選に派遣された。

 20年東京五輪に向けて、19年全日本選手権がいつ開催されるかは、強化にとって重要な問題になる。東京五輪で金メダル量産が期待されているレスリング。日程問題には慎重な議論が必要になりそうだ。

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