【レスリング世界選手権】女子「金」ラッシュ!土性が因縁の相手下し悲願の初V

2017年08月25日 16時31分

悲願の世界選手権初優勝を果たした土性(ロイター)

【フランス・パリ24日(日本時間25日)発】怒とうの金メダルラッシュだ。レスリングの世界選手権4日目、女子4階級が行われ、60キロ級決勝でリオデジャネイロ五輪63キロ級金メダリストの川井梨紗子(22=ジャパンビバレッジ)が、アリシア・レーガン(25=米国)を13―0のテクニカルフォールで下し、初の金メダルを獲得した。69キロ級でもリオ五輪女王の土性沙羅(22=東新住建)が初の金メダル。さらに48キロ級では初出場の須崎優衣(18=エリートアカデミー)が金メダルに輝いた。

 土性が世界選手権は実に4回目の挑戦で悲願の初優勝を果たした。

 決勝のアリネ・フォケン(26=ドイツ)は14年大会決勝で逆転負けした因縁の相手。「負けているので必ずリベンジする気持ちで戦った」と、気迫満点で序盤から積極的に攻めた。1―0でリードし迎えた第2ピリオド、相手がタックルに来たところをしっかり捉え、バックに回り2点をゲット。反撃する相手をうまくさばき、3―0で勝利した。大きなガッツポーズを決めた土性は「今度こその気持ちがあったので、うれしい。これで真の世界一になった気持ちです」とキュートな笑顔を爆発させた。

 長身で体格のいい海外勢に比べ小柄な土性。しかしその小さな体に、体重以上のパワーが詰まっているという。「土性はとにかく重さがある。ドンッと来られると、しがみつかれているかのような重圧感があり動けない。しかも、懐への入り方が深いから相手は相当疲れるよ。まさにダンプカー」(栄強化本部長)。

 リオ五輪で金メダルを獲得し、さらにパワーに磨きがかかった土性。オンとオフの切り替えも上手になった。「東京五輪に向け、一年一年目標をしっかり持って戦いたい」。五輪連覇を目指す日本の“最強重機”に怖いものはない。