【レスリング世界選手権】女子「金」ラッシュ!川井60キロ級圧勝 リオ五輪女王の貫禄

2017年08月25日 16時30分

金メダルを獲得し、肩車をされながら観客の声援に応える川井(ロイター)

【フランス・パリ24日(日本時間25日)発】怒とうの金メダルラッシュだ。レスリングの世界選手権4日目、女子4階級が行われ、60キロ級決勝でリオデジャネイロ五輪63キロ級金メダリストの川井梨紗子(22=ジャパンビバレッジ)が、アリシア・レーガン(25=米国)を13―0のテクニカルフォールで下し、初の金メダルを獲得した。69キロ級でもリオ五輪女王の土性沙羅(22=東新住建)が初の金メダル。さらに48キロ級では初出場の須崎優衣(18=エリートアカデミー)が金メダルに輝いた。

 川井がリオ五輪女王らしい圧倒的な力で決勝を制した。序盤から簡単にタックルを決めていく。4―0でリードし迎えた第2ピリオドも完全な横綱相撲。最後も豪快なタックルで4ポイントを奪い圧勝した。「世界選手権の優勝は、五輪とはまた違う重みがありますね」と安堵の表情。周囲から研究される立場で臨んだが「世界は甘くないと思っていたがその通りでした。初戦からいい動きができていなかったが、試合を重ねるたびに良くなった。まだ強くなれる部分がある。伸びしろが見つかった」と、手ごたえもつかんだ。

 世界選手権初優勝が意外に感じるほどの圧勝劇。日本協会の栄和人強化本部長(57)は川井について「東京五輪、いや本人が希望すればその後の五輪まで3連覇もいける。世界選手権10連覇だっていけるよ」と太鼓判を押した。今大会は2020年東京五輪の実施階級に含まれる可能性があったことから60キロ級出場を選んだが、この日決まった新階級には60キロ級はなく、57キロ級と62キロ級となった。「困りましたね。(妹の)友香子と相談して決めます」と話した川井。いずれを選んでも、優勝候補筆頭は間違いなし。日本のエースが、地元開催五輪Vへ突き進む。