【レスリング世界選手権】グレコ71キロ 泉は準々決勝で散る

2017年08月22日 16時30分

【フランス・パリ21日(日本時間22日)発】レスリングの世界選手権が開幕した。グレコローマン4階級が行われ、71キロ級の泉武志(28=一宮グループ)が準々決勝に進出したが、昨年の世界選手権銀メダルのモルドバ選手に1―11のテクニカルフォールで敗れた。75キロ級の屋比久翔平(22=ALSOK)も3回戦でリオデジャネイロ五輪銅メダリストに敗退。初日、グレコ勢はメダルがなく、2日目の59キロ級・文田健一郎(21=日体大)らに望みが託された。

 2試合に勝ち、準々決勝に進んだ泉。昨年世界2位の強豪から1点を先取したが、バッティングで反則を取られグラウンドの攻防を強いられると一気に相手ペースに。4分18秒、テクニカルフォール負け。敗者復活戦にも進めなかった。

 リオ五輪出場を逃した後、筋力トレーニングに本格的に取り組み、持久力をアップさせてきた。今年のアジア選手権で優勝し着実に実力を付けたが、悲願のメダル獲得はならなかった。「どうしても結果が欲しい大会だった。日本男子グレコの力を伝えたかったけど、それができなかった。グラウンドで崩れてしまって…」とうなだれた。

 初出場の屋比久は初戦の2回戦で昨年71キロ級3位のアゼルバイジャン選手を破ったが、3回戦でリオ五輪銅メダルの金炫雨(韓国)に敗れた。0―3で迎えた第2ピリオド、持ち前の無尽蔵のスタミナで猛反撃。2―3と迫ったがわずかに及ばなかった。「金選手とは何度か練習したことがあり、手の内は分かっていたけれど、自分の形でポイントまでつなげられなかった」と反省した。

 フリーから転向した85キロ級の松本篤史(29=警視庁)も初戦の2回戦は勝ったが、3回戦でアゼルバイジャン選手に屈した。初出場の98キロ級・奈良勇太(21=日体大)は初戦の2回戦で15年大会3位のウクライナ選手に敗れた。いずれも敗者復活戦に進めず初日はメダルなし。2日目に登場する59キロ級・文田健一郎に期待がかかる。メダル獲得でグレコに続く女子、フリーへ勢いをつけたいところだ。