【レスリング】高谷 “ケガの功名”でメダル取りだ

2017年08月17日 16時30分

高谷惣亮

 レスリングの世界選手権(21日開幕、パリ)へ向けて、男子フリー74キロ級の“タックル王子”こと高谷惣亮(28=ALSOK)が、負傷をものともせずメダル獲得を狙っている。

 パリ出陣へ順調に練習に取り組んでいた7月31日、右足首を負傷。前距腓靱帯損傷で、4本の靱帯のうち3本が伸びて、傷がついていた。約2週間、治療とリハビリに専念し、14日からやっと本格始動。大舞台でのメダル獲得へ大ピンチと思いきや「世界選手権くらい片足でやってやる!(笑い) 重傷ではないのが不幸中の幸い。自分で休養を取るのってしんどいから、神様が気を使ってくれたのかな」とどこ吹く風だ。

 高谷にとって、大会直前のケガはそこまで嫌なものではない。昨年はリオ五輪アジア予選直前に右ヒザを負傷した。重要な大会へほぼぶっつけ本番で臨んだにもかかわらず、きっちり出場枠を獲得した。「僕、ケガすると集中するんですよね。より集中力が高まる感じ。それに僕の試合は最終日(26日)。まだ時間があるし、それもラッキーですよね」(高谷)と超前向きだ。

 リオ五輪ではメダル獲得を逃し、悔しい思いをした。世界選手権は2014年大会の銀メダルが最高。「今の世界情勢がどうなっているか分からないので、今後の対策を練るためにも必要な大会。五輪のリベンジを兼ね、メダル取って帰ってきます!」。タックル王子に怖いものはない。