吉田沙保里 伝説の冷蔵庫特訓

2013年01月13日 11時00分

 レスリングの世界女王・吉田沙保里(30=ALSOK)が“伝説の冷蔵庫特訓”に挑戦する。9月の世界選手権(ハンガリー)での世界大会14連覇へ向け、あの「霊長類最強の男」を生んだ仰天トレーニングを取り入れるという。

 吉田は来年の世界選手権出場権がかかる全日本選抜選手権(6月)で復帰する予定だ。ただ、ロンドン五輪後は国民栄誉賞を受賞し、テレビや2020年東京五輪招致関連イベントなどで引っ張りだこ。この状態は3月あたりまで続くという。2月から徐々に練習量を増やしていくが、指導する日本レスリング協会・栄和人女子強化委員長(52)は年齢に負けない体づくりを勧める。

 そこで登場するのが、“霊長類最強の男”アレクサンダー・カレリン氏(45=ロシア)だ。「沙保里は脚が細いし弱い。パワーを出すために、太ももをもっと鍛える必要がある。冷蔵庫とか俵でもいいから20~30キロ程度はある重いものを持ったままジャンプするとか、スクワットさせてみようと思う。バーベルとかじゃなく、重い塊がいい」(栄氏)

 吉田に世界大会連覇の記録を破られたとはいえ、カレリン氏の超人伝説は枚挙にいとまがない。現役時代はなんと冷蔵庫を担ぎ上げながらマンションの最上階まで階段を駆け上がり、破壊的パワーを養ったという。原始的な方法だが、吉田も年齢が上がるにつれ、太ももがさらに細くなる可能性もある。このためカレリン氏ばりの冷蔵庫特訓で肉体を再強化しようというわけだ。

 年末年始は超多忙で慢性的な練習不足が心配されたが、昨年末に合間を縫って高校生合宿に参加。その際には、変わらぬ強さで若手を圧倒したという。栄氏によれば「ロンドンの時が絶不調のどん底で、また上がってきてるみたい」とまだまだ進化中だ。

 吉田は20年五輪招致が実現すれば、東京五輪にも挑戦を公言している。カレリン流トレを加え、まずは世界14連覇を実現する。

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