レスリングの世界選手権(21日開幕、フランス・パリ)女子63キロ級代表決定プレーオフが8日、都内で行われ、リオデジャネイロ五輪女子63キロ級金メダリストで、世界選手権60キロ級代表の川井梨紗子(22=ジャパンビバレッジ)の妹・川井友香子(19=至学館大)が新代表に決定した。

 すでに代表に決まっていた伊藤彩香(24=東新住建)が4日前の練習中に左アキレス腱を断裂し辞退。急きょ川井友、伊藤友莉香(26=自衛隊)、源平彩南(21=至学館大)の3者リーグ戦で代表決定戦を行い、川井友が2連勝した。

 川井友は「こんなことになるとは思ってもいなかったので代表に決まってうれしい。チャンスを生かしてメダルを取らないと意味がないのでここからが勝負」と気合を入れた。

 セコンドに就き、大声で妹にアドバイスを送った梨紗子は「ホッとしている。2人で世界選手権に出られるなんて、不思議な気持ちです」と話した。