レスリングの全日本選抜選手権2日目(17日、代々木第二体育館)、男子フリー74キロ級決勝で、高谷惣亮(28=ALSOK)が山崎弥十朗(20=早大)を8―2で下し、2年ぶり4度目の優勝。世界選手権(8月、パリ)代表に決定した。

 高谷は「1月に入籍したので、ここで負けたら『結婚したから』と言われかねない。妻と二人三脚でやってきました。食事の面など、本当に助けてもらっています」と新妻に感謝した。4月からは筑波大学大学院に進学を希望。中重量級レスリングを研究し、競技に生かす。

 女子53キロ級決勝では、昨年の世界選手権55キロ級を制した向田真優(19=至学館大)が宮原優(23=博報堂DYスポーツ)を5―0で下し大会2連覇。女子は強化委員会の選考により代表が決まるが、世界選手権出場に大きく近づいた。