レスリングのアジア選手権(14日まで、インド)を終え、男子フリー日本代表が16日、成田空港に帰国した。57キロ級で高橋侑希(23=ALSOK)が優勝。リオデジャネイロ五輪57キロ級銀メダリスストで61キロ級に出場した樋口黎(21=日体大)は銅メダルだった。

 初のアジア選手権を制した高橋は「終始、自分のペースでできた。調子が良かったが、井上(謙二)監督に『調子がいい時ほど自分を疑え』と言われて気を引き締めたことが勝利につながったと思う」と振り返った。

 準決勝で北朝鮮選手に14—5から逆転されフォール負けした樋口は「いい勉強になった。自分の守りの弱さ、最後の詰めの甘さがでた。反省して6月につなげたい」と全日本選抜選手権(6月、代々木第二体育館)へ気持ちを引き締めた。