クリスマスは化粧っ気ゼロ? リオ五輪レスリング女子69キロ級金メダリストの土性沙羅(22=至学館大)が6日、中部スポーツ賞表彰会見に出席した。

 五輪直後は多忙で練習もままならない日が続いたが「今月に入って、だいぶ落ち着きました」と以前のペースに戻りつつあるという。レスリング界きっての「おしゃれ番長」としても名高く、この日はグレーのスーツ姿だったものの、メークはばっちり。「おしゃれ番長と言われるのは、うれしいです。レスリングしているときは化粧できないですから。オフのときは唯一女子になれるので、思い切り女の子になって…」と軽く頬を赤らめた。

 となると、気になるのはクリスマスの予定だ。三重出身ながら好きな球団は阪神で、特に北條史也内野手(22)との交流は話題を集めたが、イブの予定を聞かれると「高校生時代から合宿(24~27日)です」。北條との再会も「はー、そうですね。お会いできる機会があれば」と、さっぱりしたものだ。

 どうやら頭の中は、21日に始まる天皇杯全日本選手権(~23日、代々木第二体育館)でいっぱい。「今は集中して練習できてる。来年に行われる世界選手権では、まだ金メダルを取っていないので、一つひとつの試合を大切にしていきたい。それが東京五輪につながっていけば」。レスリングのことを完全に忘れ、メークばっちり女子で迎える聖夜は当分お預けのようだ。