兼任デビュー・吉田沙保里コーチの「伝家の宝刀」講座

2016年11月11日 16時30分

沙保里コーチの「デビュー戦」は…。奥は栄本部長

 沙保里コーチがいきなりフル回転だ。レスリングのフリー、グレコローマン、女子の3スタイルの合同合宿が24日から都内で行われる。

 

 リオ五輪女子53キロ級銀メダルの吉田沙保里(34)には、日本代表コーチ兼選手としての“デビュー戦”。日本レスリング協会の栄和人強化本部長(56)は「吉田には最初から技の指導をやってもらうつもり。タックル、タックル」と、いきなり吉田の伝家の宝刀の講座が開かれることになった。

 

 技術指導では選手を集め、手本を見せながら技のポイントを事細かに教えていく。見よう見まねでは習得するのが難しい世界一の高速タックルを、本人から手取り足取り指導してもらえる最高の機会だ。

 

 一方で2020年東京五輪を目指すことを明言した吉田にとっては、ライバルに手の内を明かすようなもの。それでも栄本部長は「吉田には持っているもの全部を後輩に教えてほしい」という意向を持っている。もともと後輩への指導を惜しまない吉田だけに、すべてを伝授するはずだ。

 

 年末の全日本選手権には出場しない方向。母校・至学館大の副学長に就任した吉田は、コーチとしても新たな世界に飛び込む。