五輪担当記者 レスリング女子から2人目の国民栄誉賞受賞者が出ますね。

 デスク 吉田沙保里(33)に続き、五輪4連覇の伊調馨(32=ALSOK)も受賞か。すごいよなあ。実力だけではなく、運とか世論とかいろんな好条件が重ならないと難しいのに。

 記者 はい。今回は、地元の青森・八戸市関係者が早々に働きかけていたようです。劇的な逆転勝利の4連覇で世論も文句なしですしね。日本レスリング協会の福田富昭会長(74)は「本当に喜ばしいこと。あとは、2人ともすてきな男性と結婚してほしい。国民栄誉賞だろうが、五輪連覇だろうが、そんな肩書にまったく動じない懐の深い男性がいい」と親心を見せています。

 デスク 福田会長は女子レスにいち早く着目し、五輪種目にまでした「女子レスリングの父」だからな。男性からしたら国民栄誉賞でハードルが一気に上がってしまったわけだし、競技の象徴のような2人の将来は心配なんだな。

 記者 福田会長は「良い方はいないですかね。本人たちが望めばですが、世界中から我こそは、という方を公募してもいい。その昔、小林孝至(氏=ソウル五輪金メダリスト)の嫁さんも、いろいろな媒体で募集中と告知して見つけたんですよ」と、大胆な策も考えています。

 デスク なんと、公募制! 本当にやったら、大変なことになりそうだな…。