9日(日本時間10日)に行われたレスリングの世界選手権女子69キロ級の土性沙羅(20=至学館大)は3位決定戦に競り勝ち、銅メダルを死守。リオ五輪代表に内定した。2013年は銅、昨年は銀メダル。金メダルにはまたも届かなかったが「五輪の切符をつかめたのでホッとしている」と安堵の表情だった。地元の三重でレスリングを教えてくれたのは吉田の父・栄勝さん。武器のタックルは栄勝さんの形見だ。「先生に教えていただいたレスリングがあるからここまで来れた」。土性は亡き師に1年後のさらなる恩返しを誓った。