【ネバダ州ラスベガス10日(日本時間11日)発】レスリング世界選手権4日目(オーリンズ・アリーナ)、女子58キロ級の伊調馨(31=ALSOK)、63キロ級の川井梨紗子(20=至学館大)が決勝に進出し、銀以上のメダル獲得とリオ五輪代表を内定させた。

 伊調は初戦から4戦すべてフォールまたはテクニカルフォール勝ちで、相手に1ポイントも許さない圧巻の勝ち上がり。五輪V3を含む通算13度目の世界制覇に王手をかけた。

 川井は1回戦で昨年王者を破る金星を挙げて波に乗り、準決勝はわずか45秒でフォール勝ち。初の五輪を決め「今の自分を全部出して優勝したい」と涙ぐんだ。