レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)2日目(17日、駒沢体育館)、男子フリー61キロ級で、リオデジャネイロ五輪銀メダリストの樋口黎(ミキハウス)が小川航大(自衛隊)を4―0で下し優勝。世界選手権代表に決定した。

 五輪メダリストだが、世界選手権出場は初。「海外の試合は、日本人同士の対戦より開き直ってできるので力が出せる。圧勝して優勝することが目標」と語った。

 2024年パリ五輪を目指し、年末の全日本選手権から五輪階級の57キロ級で勝負を挑む。「12月からパリ五輪の予選が始まるので、世界選手権よりそちらがメインになる。若い世代が台頭しているので、自分は挑戦者として気合を入れたい」と力を込めた。