“ALSOK戦隊”が結束力で世界制覇を目指す。ALSOK所属の世界選手権代表選手の記者会見が16日、都内のホテルで行われた。

 この日は重量挙げの世界選手権(11月、米国)に臨む女子53キロ級の八木かなえの23歳の誕生日。同社の創立50周年に合わせ用意されていたケーキを、イケメンのレスリング男子フリー74キロ級・高谷惣亮(26)が八木に食べさせた。すると、レスリング女子53キロ級の吉田沙保里(32)がすかさず「いちゃいちゃしてんじゃね~ぞ! 私にもやって~」と猛突っ込みだ。それでも最後は全選手で八木のために「ハッピーバースデー」を熱唱し、CMでおなじみの「安心戦隊ALSOK」同様に所属同士で仲の良さを見せた。

 吉田は9月の世界選手権(米国)で3度の五輪を含めた世界大会16連覇を目指す。「リオ五輪の切符がかかるので、必ず金メダルを取って16連覇を目指したい。競技人生がリオ五輪で終わるか終わらないかは来年にならないと分からない。今はリオ五輪4連覇だけを目標に頑張っていきたい」と先のことを考えずに集中モードだ。

 柔道の世界選手権(8月、カザフスタン)男子73キロ級で連覇を狙う中谷力(25)も「リオ五輪を集大成にしたい。その後やるかやらないかは分からないが、次のことを考えると足をすくわれる。リオ五輪で今までやったことをすべてを出せたらいい」ときっぱり。吉田同様、目の前の目標に全力を尽くす。