伊調馨が“嘆きの優勝” 次世代の台頭を熱望

2015年06月23日 10時00分

またしても強さを見せつけた三人娘はVポーズ。左から登坂、吉田、伊調

 レスリングの全日本選抜選手権最終日(21日、代々木第二体育館)、女子58キロ級は五輪3連覇の伊調馨(31=ALSOK)が前身の大会を含めて3年連続13度目の優勝を果たした。

 出場選手が3人にとどまったため、特例でトーナメントからリーグ戦に変更される異常事態。それでも初戦の10―0に続き、樋口美賀子(19=環太平洋大)との2戦目も56秒でテクニカルフォール勝ちし、圧倒的な強さを見せつけた。

 第1シードが身につける赤いシングレットではなく、青いシングレットを着用したため、試合前、吉田から「シングレット間違えてるんじゃないの?」と突っ込まれたという。一方、伊調は勇気ある挑戦者の不足には嘆き節。「物足りないというか、悔しいというか、モチベーションはなかなか上がらなかった。私を倒して世界に出たいという若者が出てきてほしい」と次世代の台頭を望んだ。

 もちろん、まだまだ第一人者の座を渡すつもりはない。「笛が鳴ってから自分から仕掛けたい」と積極性を課題に挙げ、新たなタックル習得にも意欲。「リオでは何種類も見せたいです。技のデパートと言われたい」。伊調は進化を続けていく。