ルール変更に振り回されたレスリング界

2015年06月18日 16時00分

レスリング界はパーテルポジション廃止の噂に混乱…

【スポーツ情報局】

 

 五輪担当記者:いよいよ2016年リオ五輪代表争いが本格化します。

 

 デスク:レスリングの全日本選抜選手権(19~21日、代々木第二体育館)か。リオ五輪予選を兼ねる世界選手権(9月、米国)の代表が決まるんだよな。3人しか出場しない伊調馨(31=ALSOK)の女子58キロ級は特別ルールでリーグ戦になったとか。1試合でも増えてよかったな。

 

 記者:はい。ルールといえば、最近までレスリング界はルール変更の噂に翻弄されました。世界レスリング連合(UWW)では、昨年末からグレコローマンスタイルで「パーテルポジション」(攻撃権のない選手が下になった状態からグラウンド戦が始まる)を廃止する案が浮上していました。リオ五輪前から実施すると言われてたんです。

 

 デスク:そりゃ、突然すぎるだろ。戦い方が全く変わるし…。

 

 記者:ルール変更を意識して練習する選手や指導者もいたようです。しかし、あまりに唐突な案に、結局世界中で「五輪前に変更するのはおかしい」という反対の声が起き、変更は取りやめになりました。

 

 デスク:人騒がせだなあ。半年以上も振り回されたんじゃないか。

 

 記者:パーテルポジションの得意不得意が大きく勝敗に影響しますからね。選手も内心、気が気ではなかったはずです。

 

 デスク:あんまり変な変更を繰り返すと、また国際オリンピック委員会(IOC)に「五輪種目から除外だ」とにらまれちゃうぞ。